金融共済だより 金融共済委員会・保険医年金分科会2014年度決算報告
11月18日に金融共済委員会・保険医年金分科会を開催した。本分科会は、毎年11月に開催され、保険医年金受託生保各社も参加し、幹事会社である三井生命から保険医年金の決算報告を受けることになっている。2014年度の決算報告の概要は以下の通りである。
全国の加入状況は、掛金収入額で対前年比105・7%となり、月払が対前年比99・7%、一時払で対前年比127・8%と一時払で大幅な増加がみられた。近年の加入人数・口数をみても、月払が減少、一時払が増加している。また、京都でも全国と同じ傾向がみられる。
なお、加入者の積立金は、毎年決算時に責任準備金として積み立てられており、今年度も昨年と同じ程度の約1兆1828億円(対前年比99・8%)を確保している。
京都は保険医年金の発足協会であるため、加入者一人当たりの平均積立金額も高い。しかし、ここ数年の傾向として40〜50歳代の会員の加入率が低迷している。そのため普及期間中は40歳代を中心とした比較的若い会員に保険医年金を積極的にPRし、加入者拡大に取り組んでいる。
保険医年金は理事者が会員のために作り上げてきた制度であり、安定性・安全性・自在性に富んだ制度である。2014年10月1日現在の予定利率は1・259%、2014年度実績は配当を含め1・603%となっている。来春の普及は、2016年4月1日より開始する。ぜひ多くの会員の利用をお願いしたい。
年内着金を希望される方へ
保険医年金の一時金請求をされる方で、年内着金を希望される場合は、12月15日が協会への書類提出締切日となります。書類に不備等があれば、年内着金ができなくなりますので、十分ご注意下さい。
年内着金した一時金については、平成27年分の申告となります。一時金請求書は、協会事務局までご請求下さい。