医界寸評
お念仏と健康という講演を菩提寺でした。比叡山は千日回峰行ならぬ一泊回峰ワンダリングに参加して、般若心経262文字を暗記して唱え、呆け防止に無量寿経などから四誓偈220字やら真身観文394字も暗記しようと練習し、熱心な信者と誤解された▼父母が他界し、長男故に仏壇を相続し、先代和尚から信徒日常勤行式を贈られ毎日南無阿弥陀仏を十回は唱えよと、では百回と答えた。同じ短句では飽きがくる。法事で経典の念仏を訳も解らず早く終われと居眠りでは時間の無駄、一緒に男声合唱で詠う。漢文では意味も取れ、要するに殺すな・盗むな・犯すな・嘘つくな・貪るな・苛立つな・誤推するな等でモーゼの十戒にも似て、実行できれば世界平和への特効薬である。実践では祈れ・瞑想せよ・奉仕せよ等だが、背筋を伸ばし深呼吸の行だけでもよい▼謡をする同級生に生命保険の加入前健診を受け、血圧が高く再測定に深呼吸が命じられ、生活習慣病の予防にも継続をと。哺乳動物の心臓は平均20億回打って止まり、呼吸は3〜5億回が限界との説がある。心拍数は調節できず、長生きには呼吸を深・緩にする。それに、人の脳は神経細胞が毎日10万個も消失する。訓練には、阿弥陀如来根本陀羅尼134文字を暗記し、3秒で吸って、ゆっくり呼気20秒一息で唱えようと推奨した。(卯蛙)