日時　7月26日日午後1時〜7時

場所　ホテルグランヴィア京都(JR京都駅ビル内)

第68回定期総会（第189回定時代議員会合併）

2014年度活動報告ならびに決算報告

2015年度活動方針（案）ならびに予算（案）等

演題　「1935」をめぐって　通崎睦美氏（音楽家・文筆家）

５歳の頃からマリンバをはじめた私は、2005年、往年の名木琴奏者・平岡養一（1907−1981）の愛器を譲り受けます。それは、1935（昭和10）年アメリカで作られた木琴史上最高峰といわれる名器でした。これをきっかけに、木琴の歴史、木琴と共に生きた平岡養一の足跡を辿ることになりました。その結果生まれたのが、『木琴デイズ　平岡養一「天衣無縫の音楽人生」』（第24回吉田秀和賞、第36回サントリー学芸賞、講談社、2013）。本講演では、同著に基づき、1928年、平岡がデビューリサイタルで用いたものと同型、座奏用の小さな木琴の演奏（ピアノ：松園洋二）も交えながら、平岡の木琴人生を振り返っていきたいと思います。私の趣味は、1930年代アンティーク着物のコレクション。また現在リノヴェーションし、倉庫兼仕事場として使っている京都の長屋も、当時のもの。そんなお話も交えながら、昭和初期の日本の懐かしい世界を楽しんでいただければと思います。

フラメンコ・ワインテイスティング・福引き

（会員：1,000円、家族・従事者：5,000円）