医界寸評  PDF

医界寸評

 正月、子どものころ百人一首でかるた遊びをよくした。短歌・和歌等は読んで楽しむものと思っていた。約1年前から妻が実母の頭の体操のために、二人で、ある結社に入り短歌を詠んでいるという経緯があり、昨年永田和宏氏の講演を妻と一緒に私も拝聴した。河野裕子氏を詠んだ短歌に感動し、私も詠もうと試みた。548文字でも四苦八苦、31文字はなおさら。断念!▼1月3日、1954年(私4歳、微かに記憶)以来61年ぶりの20�を超える大雪。夜明けとともにカメラを片手に勇んで桂離宮へ。「雪を蹴立ててサクサク」ではないが、きしむ音も心地よい。「孫は喜び庭駆け回り、爺は火燵で丸くなる」こともなく、童心に戻って孫と一緒に雪だるまや雪うさぎを作って、はしゃいでしまった。後で付けがくるのを知りながら▼1月2日、大原野へ御年始。挨拶も束の間、体調不良を訴える人あり。ある病院へ救急受診、多数の受診者。インフルエンザ、骨折、大動脈解離など。医療スタッフの働きを見て、少々後ろめたい気持ちで、約2時間待った。幸い適切な処置で軽快、帰宅。急病診療は大変である。感謝、感謝!!▼元旦、賀状が届く。自筆の一言が楽しみである。日本にはしきたりや伝統がある。二十四節季等である。特に正月は!心新たにできる大切な節目だと思う。そんな日本人の心を残したい。(玲奈)

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