入院医療テーマに最新情勢を学習 病院・有床診セミナーが開催
保団連は8月30日と31日、今年で32回目となる「病院・有床診療所セミナー」を東京で開催。81人の医療関係者が出席した。
本セミナーは、病院・有床診療所を取り巻く最新の医療情勢を理解し、今後の方策について学習、交流を行うことを目的に毎年開催されている。
今年は「入院医療をめぐる情勢と対策」と題した基調報告に始まり、三重短期大学生活学科教授の長友薫輝氏が「社会保障制度改革の狙いと地域医療のあるべき姿を考える 地域住民と専門職が望む方向へ 」を講演した。長友氏は、地域における医療・介護体制の整備にあたっては、政策動向を踏まえつつ、住民・多職種を巻き込み、まちづくりを実践していく視点が必要ということを強調した。
また病院分科会では弁護士による「医療現場のクレーマー撃退法」の講座が開かれた他、施設基準届出、適時調査への対策に係る学習会、「有床診療所等の防火対策」と題したシンポジウムも行われるなど、盛りだくさんの内容となった。
本セミナーは来年、9月に京都で開催される予定である。