京都2014 高齢者大学 高齢者大学で健康講座
垣田敬治氏が脳の不思議と糖尿病の概説
京都高齢者大学健康講座の第4講は7月3日、西陣医師会の垣田敬治氏が「脳の働き・神経の話、そして2型糖尿病」のテーマで講師を担当した。
垣田氏は、脳の不思議のエピソードとして、脳の性分化期に母親が強いストレスを受けると男の脳を作るアンドロゲン分泌が低下し、性的には男性でも脳は女性的になってしまうこと。左右の脳を繋ぐ脳梁の大きさの違いから、女の脳は左右の脳を総合的に使う傾向があり、男の脳は左右の脳の独自性が出やすいという特徴がある、といったお話で受講者の興味をひきつけた。そして、脳神経細胞は加齢により壊れていくので、外出してお喋りしたり、さまざまな刺激を受けることによって神経細胞のシナプスという手足をのばす努力が必要だと交流の大切さを強調した。さらに、2型糖尿病の概要について解説し、糖尿病の治療についてその大切さを話した。
次回は、9月4日(木)「普段よくみられる耳鼻科の病気」で鈴木由一氏が講師を務める。高齢者大学は、中途入学が可能なので患者さんにぜひお勧めいただきたい。問い合わせは、協会事務局まで。