京都2014高齢者大学 6月講義は吉中理事  PDF

京都2014高齢者大学 6月講義は吉中理事

これが百歳の心臓!?一同驚き

 京都高齢者大学健康講座の第3講は、協会の吉中理事が講師を務めた。テーマは、「百歳の心臓・血管の話」。吉中理事の外来患者さんには、今現在100歳を超えている人はいないが、90歳を超えて外来に来る人は、若いころ病を得ていた人でも、みな「自然流」「柳に風」のしなやかさがあって大変お元気だということ。糖尿病や高脂血症、肥満などの人はおらず、皆一様に痩せ気味で、心臓も血管も大変きれいだと説明されると、出席者からは、ため息が漏れた。

 心臓や血管とどうつきあうかというテーマに入ってからは、心臓という臓器の特徴を理解してもらった上で、高血圧、心筋梗塞、狭心症、動脈硬化、弁膜症、心不全の説明へと進み、今日一般的に行われている風船・ステント治療、バイパス手術などについてわかりやすく説明した。

 最後に、右京区在住で100m走や砲丸投げの高年齢記録保持者としてギネス認定されている103歳の人の日常や心エコーなどを紹介。驚くほど「美しい」心臓の姿に、再び出席者一同が驚きの声をあげていた。

 次回は、7月3日(木)「脳・神経系の応用医学と耳鼻科の臨床」で、西陣医師会の垣田敬治先生に講師を務めていただく。高齢者大学は、中途入学や単月(1回1000円)での参加も可能なので患者さんにぜひお勧めいただきたい。問い合わせは、協会事務局まで。

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