中医協総会に京都協会資料
多剤投与問題で1時間にわたり議論
11月29日に開催された中医協総会で、「多剤投与における課題と論点」が議論され、京都府保険医協会が実施した「7種類以上の内服薬投薬を行った場合の算定制限に関するアンケート結果」の一部が資料として配布された(下図)。日本臨床内科医会の資料と共に紹介され、診療側委員は算定制限の撤廃を激しく主張した。
支払側の石山惠司委員(経団連)は、京都協会調査結果にも触れつつ「医師の多剤投与に関する努力は評価したい」と発言したと報告されている。
森田会長は議論のまとめとして、「何故多剤を規制しなければいけないのか。その方法として7剤という数字で規制してよいのか。仮に規制するとしても他に方法はないのか。さらにデータを整理して出してほしい」と厚労省医療課に指示。今後も審議していく方針が示された。