請求業務の困難事例はご相談を!
在宅医療と届出医療の説明会開く
協会は、在宅医療点数に関する説明会を京都市内で10月18日(初級編)と24日(中上級編)に、また、北部では舞鶴医師会との共催で舞鶴市にて10月27日に、福知山医師会との共催で福知山市にて10月28日に開催した(北部では「届出医療管理」を併せて開催)。参加者は総勢170人。
保団連が発行した『在宅医療点数の手引』(下記参照)をテキストに、初級編では、初めて在宅医療に携わる医師や従事者を対象として、往診と訪問診療の違い、点数の算定の仕方、在宅療養管理料の概要、介護と医療の給付調整など、在宅医療の基礎的知識を中心に解説した。
中上級編では、テキスト掲載の請求事例を用いて、レセプト記載の留意点やポイントなどを説明した。さらに初の試みとして事前に参加者から寄せられた、実際に請求する際に戸惑ったという「困難事例」や返戻のあった事例についても解説した。
また、「在宅医療に携わる医師・医療事務担当者から」として、おくだ在宅クリニック(左京区)院長の奥田成希氏、事務担当の山本雅子氏、協会理事でもある吉河医院河守診療所(福知山市)院長の吉河正人氏より、在宅医療に携わる楽しみや保険請求の留意点についてお話しいただくなど、盛りだくさんの内容となった。
終了後、参加者からは質問が多く寄せられた。
協会では、日常の請求業務の中で、「こういった患者さんはどの点数が算定できるのかわからない」「処置の薬剤や材料はどの項目で算定したらいいのかわからない」など、請求する際に戸惑う「困難事例」について、アドバイスをさせていただいているので、ぜひご相談いただきたい。
参加者であふれた京都市会場