入院中の患者の他医療機関受診に関する必要性に係る緊急アンケート集計結果
- 対 象:京都府内の眼科医
- 送付数:142 有効回答:48(34%)
- 実施期間:2011年12月26日〜2012年1月10日
京都府保険医協会は、「入院中の他医療機関受診」の問題点を明らかにすべく、京都府内の眼科医を対象に緊急アンケート調査を行い、その結果をもとに厚生労働大臣などに制度の根本的改善を求める要望書を提出した(前号既報)。本号ではアンケート調査結果を掲載する。アンケート調査結果から、▽非常に多くの眼科医が、入院中の患者の外来受診を経験している。▽専門的な診断・治療をするためには、検査機器が必要などの理由から、対診よりも、他医療機関受診が適切である。▽入院中の他医療機関受診の事務取扱いは煩雑で理解するのに困難を伴う。▽制度の結果、的確な治療が受けられずに最も不利益を被っているのは「患者」である―という現状がうかがえる。