ドクターズ・デモンストレーション/2500人が医療再生等訴え
11月20日、東京・日比谷野外音楽堂で震災復興・医療再生を求めて「ドクターズ・デモンストレーション2011」が開催され、全国から医師・歯科医師約800人を含む約2500人が集結した。主催はドクターズ・デモンストレーション2011実行委員会。
集会では、同実行委員会事務局長で全国医師ユニオン代表の植山直人氏が「本日の集会を医療再生の歴史的一歩としたい」と挨拶。続いて、岩手・宮城・福島から被災地の現状を報告。将来に向けた取り組みが始まる一方で、引き続き全国からの支援を求めた。各地の地域医療の実情についても発言が続き、医療再生こそが地域再生につながることを印象付けた。
済生会栗橋病院院長補佐で同実行委員会世話人の本田宏氏は、「自分たちだけが幸せになることはできない。医療従事者が国民の幸福とは何かを考えて行動しよう」と挨拶し集会を締めくくった。
集会後は、参加者によるドクターズウォークを実施。銀座のまちを白衣姿の医師・歯科医師を先頭に参加者全員で行進。「ストップ・ザ・医療崩壊」「震災復興・医療再生」の「のぼり」や、それぞれの要求を掲げたプラカード・デコレーションで、銀ブラを楽しむ多くの市民に「医療再生」の思いを訴えた。