第64回定期総会（第181回定時代議員会合併）

7月31日（日）午後1時〜ホテルグランヴィア京都（ＪＲ京都駅中央口）

1　第64回定期総会（第181回定時代議員会合併）（13：00〜）

(1)2010年度活動報告並びに決算報告

(2)2011年度活動方針（案）並びに予算（案）承認

2　講　演（15：15〜）

「絶望と希望−民主化革命前夜の中東と日本を重ね合わせる」

講師：天木直人氏（元駐レバノン特命全権大使、作家）

3　懇親会（音楽演奏・福引き）（17：00〜19：00）

　　　　　（会員：1,000円、家族・従事者：3,000円）

　※参加申込は、返信用ハガキで7月23日（土）迄にご返送下さい。

天木直人氏

講師プロフィール　1947年山口県下関市生まれ。1969年京都大学法学部中退、外務省入省。1972年米国オハイオ州オバリン大学政治学士取得。1988年内閣安全保障室審議官。1990年在マレーシア日本国大使館公使。1993年在豪州日本国大使館公使。1996年在カナダ日本国大使館公使。1997年在米国ミシガン州デトロイト日本国総領事。2001年在レバノン国特命全権大使。2003年8月イラク戦争に反対し事実上の解雇処分を受け外務省を離れる。その後自由な立場から言論活動を続ける。著書「さらば外務省！――私は小泉首相と売国官僚を許さない」（講談社）ほか多数。

講演要旨

　チュニジア、エジプトの革命をきっかけに中東の民主化が起きようとしていた時、日本を大震災と原発事故が襲った。この二つはまったく無関係のように見えるが、そこに歴史の共通性が見て取れる。その鍵は米国からの自立である。

　中東は米国の支援を受けた独裁政権が国民を苦しめてきた。中東の民主化は不可能と誰もが思っていた中で、インターネットで結ばれた民衆が不可能を可能にした。翻って日本はどうか。政権交代した後も、米国と官僚によるこの国の支配構造が変わらなかった。格差が広がり、勝ち組が生き残る中で多くの国民は切り捨てられる社会となった。出口が見えない中で大震災と原発事故が起きた。そして国民が目覚めつつある。