税務記帳講習会開く
経営内容の把握は記帳から
協会は5月12日、協会会議室において山口稔税理士を講師に税務記帳講習会を開催した。
どんなに優秀な税理士に依頼していても、適切に記帳できていなければ経営状況を正確に見ることはできないため、記帳する意義について解説し、実際の記帳実務を講習した。
記帳することは、正しい確定申告を行うためには必要不可欠である。また、記帳することよって日々の経営内容を把握し、所得を正確に把握することで経営判断が可能となり、事業借入する際の返済可能額や生活費、いわゆる可処分所得が導き出せる。そうすることが節税や経営改善につながることを解説した。
また、金銭出納帳の記帳方法や、銀行帳の記帳方法、経費の仕分けについての考え方、未収金の計上方法、薬品材料費の計上方法などについても解説し、自院で記帳することが経営判断する上でいかに重要であるかを解説した。
質疑応答では、タクシー代の経費参入についての考え方や専従者給与についての考え方など経費に関して活発に意見交換がなされた。