新年度にあたって 総務部会
会議の在り方を見直し 協会活動をさらに円滑に
副理事長 増田 道彦
協会は昨年9月、住み慣れた府医師会館から烏丸通の現在地に移転してきたが、短期間での新事務所探しや引越しでそれなりに大変であった。府医師会館と離れることの不安感もあったが、京都の中心部にきて、新鮮な気持ちになったことも事実である。20人から70人位まで入れる会議室もあり、地区医師会や専門医会が使用される場合は無料(休日や夜間など事務局員がいない時は警備費要)にしているので、ぜひご利用いただきたい。
協会の5月末会員数は、2493人(開業医2248人、勤務医213人、研修医32人)である。この1〜2年は全国的にも開業医数が減少に転じているが、京都府でもこの3年間、新規開業数138に対して、廃院153と減っており、新会員対策は重要である。年2回の「新規開業医のための基礎講習会」の他に新規開業の医療機関を訪問し、協会事業の紹介や共済制度の利用を呼びかけるとともに、保険請求の疑問等にお答えしている。
協会の最高議決機関は総会であるが、06年度から「定期総会」に「記念講演会」と「懇親会」を連続して開催するスタイルになり、記念講演会、懇親会には会員・家族・従業員に多数出席いただき、懇親を深めている。今年も「天木直人氏(元レバノン特命全権大使)」の講演会と「ヤンミーさん(女性ボーカリスト)」の音楽を企画している(2面)。
会員の癒しの場としての文化事業では、毎年6月のジャズライブも定着して今年で6回目になり、いつも満員の盛況である。後半は会員の飛び入り演奏と、プロを交えたセッションなど、食事やワインを楽しみながら盛り上がってもらう企画になっている。クラシックの方も京響サロンコンサートが定着し、昨年と今年は京都府庁旧本館・正庁で開催して優雅なひと時を過ごした。文化講座では、宗教は、仏教、キリスト教、イスラム教について、歴史は「壬申の乱」「平安京の実像」「室町時代の都市文化」「豊臣秀吉が愛した女たち〜北政所・淀殿〜」等を開催した。昨年と今年は哲学にも挑戦ということで、ギリシャ哲学の入門篇の講義をいただいた。その他、春・秋2回の文化ハイキングや料理教室、趣味の講座に総会行事を併せると、毎月何かやっている感じに近づいた。
事務所が変わり、事務局長も変わって、気分も一新して理事会の在り方を含めて、会議のあり方を考え直す機運にあり、総務担当としては協会活動を円滑にすすめるように取り組むつもりである。