主張/受託会社拡大でより高い安全性を確保 保険医年金にご加入を  PDF

主張/受託会社拡大でより高い安全性を確保
保険医年金にご加入を

 保険医年金は1968年に始まり、全国に先駆けて京都府保険医協会が創設した。その後、他府県にも年金制度が広まり、現在では全国保険医団体連合で運営される全国統一制度として、約5・6万人の加入があり、積立額は1兆1千億を超え、私的年金制度では日本有数の規模を誇るものとなった。

 受託保険会社は、より高い安全性を確保するため、2011年3月1日から日本生命保険相互会社および太陽生命株式会社が、5月1日には第一生命保険株式会社が新たに加わり、現在の三井生命保険株式会社(幹事)、明治安田生命保険相互会社、富国生命保険相互会社、ソニー生命保険株式会社の計7社で運用を図ることになった。これにより、保険医年金のリスク分散が図られ、より安定性のある制度となった。また、富国生命のシェアアップにより2003年から1・256%で据え置かれていた予定利率が、2011年3月1日現在1・258%と僅かであるが上昇した。

 医師にとっても、公的年金のみでは老後生活の備えとして充分ではなく、今後は年金額が先細りすることも予想される。高齢化社会を迎え、老後生活の経済的備えは重要である。そのためにも共済制度としての保険医年金は意義あるものであり、加入されることを是非お勧めしたい。

 保険医年金の大きな特徴は、加入より5年以上経過していれば、いつからでも年金受給が開始できる点にある。年金の種類は、10年確定型・15年確定型・15年逓増型・20年逓増型の4タイプから自由に選択できる。また、一時金として必要に応じて、1口単位から解約することができる。掛金については状況に応じて、中断・再開が可能である。保険医年金制度の詳細は、3月末発送のパンフレットをご覧いただきたい。

 なお、今春の年金普及は、4月1日から6月20日まで加入・増口申し込みを受け付けており、9月1日付け加入となる。協会は、保険医年金の加入者拡大に努めており、普及期間中に会員の方々の所へ協会事務局、あるいは各生命保険会社の普及担当者がお伺いする場合があるが、その際には是非ともご面会いただき、加入・増口をご検討いただきたい。

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