民主政権を半数評価せず 代議員出席者にアンケート  PDF

民主政権を半数評価せず 代議員出席者にアンケート

 代議員会の出席者85人を対象に、民主党を中心とする政権の評価についてアンケートを行った(回答74人、回答率87%)。「評価できない」としたのは51%で、「評価できる」の12%、「どちらとも言えない」の30%を大きく上回った。評価できない理由は、「構造改革そのものの政治へ逆戻り」「何一つとして実行できていない」「場当たり的対応が多い」「マニフェストを実行していない」など。評価できる理由には、政権交代そのものを評価する意見が多かった。どちらでもない理由は、まだ評価するには早いという意見と、他党でも状況は変わらないからという意見が多かった。

 TPPの推進、普天間基地の辺野古移設、消費税増税議論の提起など、マニフェストの見直しや変更が行われようとしていることについては、「当然進めるべき」等の賛成意見が19%、「マニフェストにこだわる必要はなく、情勢を的確に判断して政策を出してほしい」等の変更を容認した上で是々非々で対応とする意見が31%、「マニフェストを守れないなら、選挙で信を問うべき」等の反対意見が22%であった。

 最後に、次期衆議院選挙での支持政党を聞いた。「民主党」が20%、「自民党」が8%、「共産党」が4%、「みんなの党」が3%という結果で、最も多かったのは「未定・支持政党無し」の52%であった。

 現政権への評価は低いものであったが、マニフェストの変更そのものについては容認する意見が多く、内容の賛否については意見が別れた。支持政党については、半数がないという現実を示しつつ、一部に民主党への期待が根強いことを示す結果となった

ページの先頭へ