反核医師の会 IPPNW京都府支部が第31回総会  PDF

反核医師の会 IPPNW京都府支部が第31回総会

新代表世話人に三宅成恒氏

 核戦争防止・核兵器廃絶を訴える京都医師の会、IPPNW京都府支部は4月16日、第31回定期総会を行った。高木隆郎代表世話人が開会挨拶し、東日本大震災で亡くなられた方に哀悼の意を表すとともに被災者へのお見舞いを述べた。さらに福島原発事故に触れ、反核医師の会では昨年の総会において原子力資料情報室・共同代表の山口幸夫氏に「わが国の原子力政策の現状と未来」について講演していただき、原発の問題点を学んだ。その意味では、先んじて原発の危険性に警告を発してきた。1955年に原子力基本法が成立し、政府は原発中心のエネルギー政策を推進したが、大きな反対運動にならずに今回の原発事故を起こしたことは非常に残念であると付言した。

 続いて三宅成恒副代表世話人が2010年度の活動報告並びに決算報告、11年度活動報告並びに予算案を一括提案し、承認された。その後役員選出を行い、高木代表世話人が退任し、新代表世話人に三宅副代表が選出された。三宅新代表は、核兵器廃絶により一層力強く取り組んでいきたい。過去の事例や先輩諸先生から学んで、運動を後に繋げるためにも若い先生方と協力し活動していきたいと代表就任の挨拶を行った。

新代表世話人の三宅成恒氏
新代表世話人の三宅成恒氏

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