写真を撮って元気になろう
栗原眞純(伏見)
3万種類もあるダリア 写真は「神秘の輝き」という品種です
美しい絵を見たり、良い音楽を聴いたり、優れた小説を読んだりすると誰でも心が満たされて、何ともいえない良い気分に浸ることができます。
写真についても同様です。美しい写真、感動を共有できる写真を見ることでとても穏やかな満ち足りた気分になれます。また、忘我の境地で写真撮影に夢中になることで、日ごろのストレスを発散し、明日への活力を生み出すこともできます。
つまり、写真は見ることでも撮ることでも、心の平穏にこの上ない癒し効果を発揮することができるのです。このことが、近年フォトセラピーという言葉となって理解されるようになって参りました。
写真を撮る際に、私が心がけていることは二つです。一つは、自分で見ていて飽きのこない写真を撮ることです。もう一つは、見た人に気持ち良く感じていただける写真を作ることです。
この二つのことを、ほぼクリアーできたと思える写真を集めて1999年ホームページギャラリーを作り、毎年更新してきました。パソコン検索で「写真は一期一会の宝もの」と入れると、私のギャラリーに在る約1000点の写真の中から毎月数枚を選んで、伏見医報に連載中の写真を見ることができます。
現時点で最新の写真は、2010年5月号掲載の「初夏の装い」という作品です。「何とも気持ちのいいストレートに表現され素敵な写真です」「いやぁ これは気持ちいいですねぇ むっちゃ 清々しい気持ちになりました」「私も何度か行ったところですが こんなに奇麗だったのかと不思議な思いです」「行ってみたくなりました」などのメールをたくさん頂き、嬉しくなって私自身がメールによるセラピー効果までも体験しています。
ぜひ一度写真をご覧いただいて、見ることによるセラピー効果を実感してみていただきたいと思います。そして少しでもその効果を感じていただけたなら、貴方は写真を撮る素質と感性をお持ちなのです。医師と歯科医師とで構成されている京都保事協フォトクラブで、隔月で撮影会とプロ写真家を交えた作品の合評会を行っています。年に一度市内のギャラリーを借り切って写真展を開催したり、一泊撮影旅行も楽しんでいます。写真に興味をお持ちの先生方、一緒に写真で元気になりましょう!!