入院中の他医療機関受診の取扱い問題 改善求め要望・提案を厚労大臣 中医協に提出

入院中の他医療機関受診の取扱い問題
改善求め要望・提案を厚労大臣 中医協に提出

署名、実例を多数お寄せ下さい!

 入院中の他医療機関受診の取扱いについて、出来高病棟入院中の患者は、外来医療機関でも、専門的な診療に特有な薬剤を用いた投薬に係る費用は算定できる、と通知が変更された(6月4日)。しかし、療養病棟等包括病床に入院中の患者には適用されないこと、他医療機関を外来受診した日の入院料の減算規定は何ら変更されていないこと等の問題が残る。

 この問題は、引き続き中医協で議論をしていくことが確認されていることから、協会は「入院中の他医療機関受診の取扱いについては納得できる取扱いへの改善を求める(要望並びに提案)」を長妻昭厚生労働大臣や中医協委員らに提出。(1)入院料の減額は行わないこと、(2)外来側の算定制限を設けないこと、(3)診療情報提供料の算定を双方に認めて更なる連携を促し、治療の重複を防止すること、(4)医療機関に否のない外来受診については、医療機関側に責任を被せないこと―を求め、根本的な解決を行うよう訴えた。

 また協会は、療養病棟を持つ会員医療機関に対して緊急のアンケート調査を実施。さらに当該取扱いの撤回を求めるため、会員署名や実態調査を行っていく。先生の署名、経験された実例等を協会までお寄せ下さい。

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