診療報酬の総枠引き上げ求め緊急要請
協会は11月26日、鳩山首相、藤井財務相、長妻厚労相はじめ厚生労働政務三役らに「診療報酬の総枠引き上げを求める緊急要請書」を提出した。
要請書で協会は、02年からの4回連続のマイナス改定が、「医療崩壊」を生み出した最大の原因と指摘。「第17回医療経済実態調査」においても「病院院長と診療所院長」「病院勤務医と診療所勤務医」の比較については、いずれも診療所医師の方が低い実態も指摘し、医療崩壊は地域の一般診療所にも押し寄せていると訴えた。そして、「一部診療科や医療機関に対する診療報酬の引き上げだけを行っても、病院勤務医の問題は解決しない」として、次回改定では「財源の確保と診療報酬の引き上げに向け、財務省を含めた政府全体の立ち位置の統一を図る」よう、強く要望した。(要請の全文は11月30日発行の「診療報酬改定関連情報」に収載)
なお、今回の要請について、厚生政策情報センター(WIC)の資料配信サービス、m3.comが報道した。