高齢者医療「改革会議」が立ち上げ

高齢者医療「改革会議」が立ち上げ

 厚労省は後期高齢者医療制度廃止後の新制度設計を検討する「高齢者医療制度改革会議」を11月中に立ち上げることを明らかにした。座長は岩村正彦氏。

 同会議の検討の「基本的な考え方」は、▽後期高齢者医療制度は廃止▽「地域保険としての一元的運用」の第一段階として、高齢者のための新たな制度を構築▽年齢で区分するという問題の解消▽市町村国保などの負担増に十分配慮▽高齢者の保険料急増や不公平にならないようにする▽市町村国保の広域化につながる見直しをする―の6点。

【高齢者医療制度改革会議のメンバー】

岩村正彦(東京大大学院法学政治学研究科教授・座長)▽阿部保吉(日本高齢・退職者団体連合事務局長)▽池上直己(慶応大医学部医療政策・管理学教室教授)▽岩見隆夫(政治評論家・毎日新聞客員編集委員)▽岡崎誠也(全国市長会国民健康保険対策特別委員長・高知市長)▽小島茂(連合総合政策局長)▽鎌田實(諏訪中央病院名誉院長)▽神田真秋(全国知事会社会文教常任委員会委員長・愛知県知事)▽見坊和雄(全国老人クラブ連合会相談役・理事)▽小林剛(全国健康保険協会理事長)▽近藤克則(日本福祉大社会福祉学部教授)▽齊藤正憲(日本経団連社会保障委員会医療改革部会長)▽対馬忠明(健保連専務理事)▽堂本暁子(前千葉県知事)▽樋口恵子(高齢社会をよくする女性の会理事長)▽三上裕司(日本医師会常任理事)▽宮武剛(目白大大学院生涯福祉研究科教授)▽山本文男(全国町村会会長・福岡県添田町長)▽横尾俊彦(全国後期高齢者医療広域連合協議会会長・佐賀県後期高齢者医療広域連合長・佐賀県多久市長)

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