集患対策、医療安全、保険請求など/新規開業医に役立つポイントを講習

集患対策、医療安全、保険請求など/新規開業医に役立つポイントを講習

 協会は4月25日、「新規開業医のための基礎講習会」を府医師会館で開催、26人の参加があった。従来の「新規開業医との懇談会」から名称を変更、新規開業医からの意見をふまえ、「医業経営をより早く軌道に乗せるために」をテーマに内容をリニューアルした。

新規開業医のための基礎講習会のもよう

 冒頭、関理事長は、京都府保険医協会は1949年6月に設立してから60年間、社会保障の確立と保険医の権益の擁護を目的として活動している。本日は新規開業時におさえておくべきポイントをきっちり把握し、日常診療に役立てていただきたい、と挨拶した。経営部会・北村理事からは協会の共済制度や、雇用管理・医業経営に関して30分無料でご利用いただける各専門家との相談室などについて紹介、困った時には気軽に協会へ連絡いただくようアピールした。

 河原社会保険労務士からは経営対策編として、患者が医療機関を選択する時に自院を思い出してもらうための仕掛けや、インターネットによるリスティング広告といった、患者の目に留まりやすい仕掛けなど、集患対策のポイントを紹介した。

 また、医療安全対策編として医療安全対策部会・福山理事から、医療事故報告書などの医院に備えておくべき文書について説明。次いで、間違いやすい薬剤や患者さんとの対応の仕方など、実際に起こった事例を交えて解説した。そして、最も重要なことは、患者へのインフォームドコンセントとカルテ記載であり、文書を作成し、「読んでおいてください」では十分でない。文書を作成した上で、口頭で説明するなど、患者に対して常に誠実な姿勢で対応する必要があると強調した。

 さらに、保険請求・審査編として保険部会・古家理事から、審査の流れと保険請求の留意点、指導の概要について説明した。

 参加者からは、佐薬の病名について質問があり、協会から、低薬価の薬剤に対する病名は17点ルールがあり、17点以下は病名がなくても査定されない。ただし、強心剤、糖尿病薬、血管拡張剤、血圧降下剤、副腎ホルモン剤、高脂血症用剤の投与を必要とする疾患については、傷病名記載がないと17点以下でも、査定される可能性があると回答した。また、カルテの記載についてはどこまで詳細にすべきか、との質問が出され、協会から、患者の発言内容のキーワードを残しておくとよい。インフォームドコンセントの観点から、重要な説明についてはできれば複写用紙を使用し、患者と一緒にチェックした上で、1枚を患者に渡し、1枚を医院に保存しておくとよい、と解説した。講習会終了後は個別相談会を行った。次回の開催は7月11日(上記)。

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