新年度にあたって/副理事長所感

新年度にあたって/副理事長所感

総務部会 増田道彦

 総務部会担当副理事長として、3期目である。組織としては、協会の5月末会員数は、2567人(うち開業医会員2315人、勤務医会員215人、研修医会員37人)である。会員の平均年齢55・2歳で、70歳以上が27%を占める。京都府では、この3年間、新規開業数153に対して、廃院168と減っており、新会員対策は重要である。

 昨年までも新規開業医との懇談会は持っていたが、4月から「新規開業医のための基礎講習会〜医療経営をより早く軌道に乗せるポイント〜」と名前を変え、経営、保険請求・審査、医療安全をテーマに多数の出席をいただいた。今後、年3回開催の予定である。

 協会の最高議決機関は総会であり、できるだけ多くの会員に出席いただこうと、2006年度から、「定期総会」に「記念講演会」と「懇親会」を連続して開催するスタイルに変えた。記念講演会、懇親会には、会員はもちろん、家族・従業員にも多数出席いただき、懇親を深めている。昨年の講演会は、源氏物語千年紀にちなんで高木和子関西学院大学文学部教授に「源氏物語の人々と風景」と題した講演をしていただいたが、大変好評だった。総会及び一連の行事は、協会の年度内最大行事であり、一人でも多くの会員が参加できるよう今後も努力するつもりである。

 3年位前から、会員に「癒しの場」として、文化事業に力を入れている。06年から毎年6月にジャズのライブを楽しむ会を行っている。07年から中京区の「ル・クラブ・ジャズ」を会場にして、前半はプロの演奏、後半は会員の飛び入り演奏など、食事やワインを楽しみながら盛り上がっている。ジャズ・ライブは定着してきたので、今度はクラシックをということで、今年2月嵐山のカフェレストラン「赤マンマ」で京都市交響楽団団員による「サロンコンサート」を行った。演奏のあと、団員と交流する場も作り、好評であった。今後も継続する予定である。

 文化講座も年2回開催しており、宗教では、「日本人の宗教心―佛教と先祖教―」「世俗社会に生きる人間と信仰―キリスト教の信仰とは―」「イスラームの教え」、歴史では、「壬申の乱・その全貌」「平安京の実像」等を開催し会場も雰囲気の良い所で行うよう努力している。「男の料理教室」も06年から年1回開いて、和食、洋食、中華の基礎を学んだ。昨年の12月は「お香の歴史」という文化教室も企画した。従来からの、春・秋2回の文化ハイキングと総会イベントを併せると毎月何かやっているという当初の目標に近づいている。協会の行事に参加していれば、頭も体もいつまでも若いといわれるようになりたいものである。

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