厚労事務次官に阿曽沼氏/医政局長には大谷官房長  PDF

厚労事務次官に阿曽沼氏/医政局長には大谷官房長

 長妻昭厚生労働相は7月23日、閣議後の会見で、勇退する水田邦雄事務次官の後任に阿曽沼慎司医政局長を昇格させる幹部人事案を明らかにした。医政局長には大谷泰夫大臣官房長を起用。医系技官の指定ポストだった医政局長には、2代連続で事務官が就くこととなる。7月30日付で発令する。

 上田博三健康局長は辞職し、後任には外山千也防衛省大臣官房衛生監を充てる。医薬食品局長には間杉純政策統括官(社会保障担当)が就任。伊岐典子雇用均等・児童家庭局長は、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」に研究員として出向し、井康行医薬食品局長が後任に就く。

 大臣官房長と政策統括官(社会保障担当)にはそれぞれ、岡崎淳一大臣官房総括審議官、香取照幸大臣官房審議官(雇用均等・児童家庭、少子化対策担当)を起用した。

●新しい厚労省幹部の主な略歴

【厚生労働事務次官】阿曽沼慎司氏(あそぬま・しんじ)京都大経済学部卒、1974年厚生省入省。2003年に医薬食品局長、05年に大臣官房長、06年に老健局長、08年に社会・援護局長などを経て09年から医政局長。59歳。広島県出身。

【大臣官房長】岡崎淳一氏(おかざき・じゅんいち)東京大法学部卒、80年労働省入省。02年に職業安定局総務課長、05年に大臣官房総務課長などを経て、09年から大臣官房総括審議官。53歳。東京都出身。

【医政局長】大谷泰夫氏(おおたに・やすお)東京大法学部卒、76年厚生省入省。96年に年金局年金課長、01年に医政局総務課長、06年雇用均等・児童家庭局長などを経て、08年から大臣官房長。57歳。東京都出身。

【健康局長】外山千也氏(とやま・せんや)自治医科大医学部卒、92年厚生省入省。99年に保険局医療課医療指導監査室長、05年に医政局国立病院課長、06年に国立がんセンター運営局長などを経て、07年から防衛省大臣官房衛生監。56歳。新潟県出身。

【政策統括官(社会保障担当)】香取照幸氏(かとり・てるゆき)東京大法学部卒、80年厚生省入省。02年老健局振興課長、05年雇用均等・児童家庭局総務課長などを経て、09年大臣官房審議官(雇用均等・児童家庭、少子化対策担当)。53歳。東京都出身。(7/26MEDIFAXより)

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