日本脳炎、幼児の定期接種再開/改正省令が施行  PDF

日本脳炎、幼児の定期接種再開/改正省令が施行

 日本脳炎の定期予防接種について、2009年2月に正式承認を受けた乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンを第1期(標準年齢3−4歳)の定期接種の対象とする改正省令が6月2日、施行された。日本脳炎の定期接種は05年から事実上中断されているが、省令改正により4年ぶりに再開された。

 当面は供給量が少ないため、厚生労働省は、第1期(3回接種)のうち最初の2回について円滑に接種が行えるよう、自治体などに求めている。積極的な接種勧奨を差し控える措置は継続し、この間に接種の機会を逃した人に対しては、厚労省が経過措置を検討している。

 従来のマウス脳由来の日本脳炎ワクチンの位置付けは、今回の省令改正の影響は受けず、引き続き定期接種の対象となる。(6/3MEDIFAXより)

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