中医協、入院料の議論開始/「財源検証を」と日医、支払い側「時期尚早」
中医協・診療報酬基本問題小委員会は6月10日、次期診療報酬改定に向け、基本診療料のうち入院料等に関する議論に入った。厚生労働省は、中医協・診療報酬改定結果検証部会がまとめた2008年度改定の検証報告を基に「入院時医学管理加算」「医師事務作業補助体制加算」「ハイリスク分娩管理加算」の3加算について、08年度改定時の目的と合致しているかどうかや、施設基準など要件の妥当性について意見を求めた。ただ委員からは、個別の診療報酬項目の議論ではなく入院料全体の議論を進めるべきとの意見が相次いだほか、検証部会の報告のみではなく財源も含めた議論を進めるよう求める意見も上がった。(6/11MEDIFAXより)