「骨太06を踏まえ」は削除を/自民・政調全体会議  PDF

「骨太06を踏まえ」は削除を/自民・政調全体会議

 自民党は6月10日、政調全体会議を開き、経済財政諮問会議が提示した「基本方針2009(骨太の方針09)」の素案について議論した。自民党の会議では、社会保障費2200億円削減撤回を求める声が相次ぎ、「次期総選挙に勝てない」との意見も上がった。

 このほか、後期高齢者医療制度の見直しや医師上足対策の言及がないことに対し「何らかの記述をすべき」との声が上がった。西島英利氏からは、素案の別紙で「診療報酬の配分見直しを行う」と記述されていることに、「配分は中医協で決める話。どうしてこう書かれるのか理解できない」と見直しを求めた。さらに「医師上足は偏在だけでは解決しない問題。定員増も入れてもらいたい」とも要望した。

 この日は公明党の政調全体会議でも、多くの出席議員が2200億円の社会保障費削減方針の撤廃を要求した。内閣府が提示した財政再建に向けた試算に関しては、消費増税の上げ幅によって財政健全化の見通しが示されていることに対し、「社会保障のための消費増税ではないのか。消費税は社会保障に充てられるべき」との声が上がった。(6/11MEDIFAXより)

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