「捜査機関への通知基準」で報告書公表／厚労省研究班

　厚生労働省が検討を進めている「医療安全調査委員会（仮称）」に関連して、厚生労働省研究班は5月12日付で、調査委から捜査機関への届け出の通知基準などをまとめた報告書を公表した。大綱案で通知対象としている「標準的な医療から著しく逸脱した医療」の判断基準を「故意に近い悪質な医療行為に起因する死亡、または死産の疑いがある場合」としたほか、事例受け付けから調査開始までの手順マニュアルなどを作成した。報告書は研究班ホームページ［http://kenkyu.umin.jp/］で見ることができる。

　報告書は、厚労科学研究「診療行為に関連した死亡の調査分析に従事する者の育成及び資質向上のための手法に関する研究」がまとめた。（5/18MEDIFAXより）