麻生首相、不適切発言で陳謝／参院本会議

　麻生太郎首相は11月26日の参院本会議で、19日の全国都道府県知事会議での医師に対する不適切発言について「反省している」と述べ、あらためて陳謝した。西島英利氏の質問に答えた。

　麻生首相が医師に関して「社会的常識がかなり欠落している人が多い」と述べた問題について、西島氏は「国民は耳を疑い、当事者である医者も日本医師会を通じ総理に対して抗議を表明した」と述べ、あらためて発言の真意を尋ねた。麻生首相は「まことに軽率であり申し訳なく、反省している」と述べ、知事会議の翌日に唐澤_人日医会長と会談し、発言を撤回した上でおわびしたと説明した。

　また、同日は、政府提出の児童福祉法等の一部を改正する法律案が全会一致で可決成立した。法案は児童養護施設内の体罰など虐待を防止するため、職員らに通告義務を課すなどの内容となっている。09年４月１日から施行される。(11/27MEDIFAXより)