24時間型サービス実施、10月末で68保険者・117事業所/厚労省
厚生労働省によると、4月の介護報酬改定で新設された24時間型の「定期巡回・随時対応サービス」は2012年10月末時点で68保険者・117事業所が実施している。同省が11月28日、同サービスの10月末時点の実施状況を公表した。
厚労省が5月に公表した「第5期介護保険事業計画期間に係る介護サービス量の見込みおよび保険料」では、12年度内に同サービスの実施を見込んでいる保険者は189保険者だった。サービス開始から半年以上が経過し、そのうち約36%が実施していることになる。同省老健局振興課は10月末時点での68保険者という結果について、「半数に近づいており、毎月着々と増えてきている」と述べるなど、肯定的に受け止めている。山形県では12年度の実施についてゼロと見込んでいたが、10月から山形市内で同サービスが始まっている。
10月末時点で実施している117事業所を種類別に見ると、1つの事業所で訪問看護と訪問介護を提供する「一体型」は31事業所、地域の訪問看護事業所と連携してサービス提供する「連携型」は86事業所だった。
●横浜市で18事業所
都道府県別に同サービスを実施している保険者数を見ると、最も多いのが東京都で13保険者。次いで埼玉県の8保険者、愛知県の7保険者、北海道と千葉県の5保険者が続いた。
事業所数が最も多い保険者は横浜市で18事業所。以下、札幌市の12事業所、名古屋市の6事業所、川崎市と鳥取県米子市の5事業所が続いた。(11/30MEDIFAXより)