「インフル予防接種しない」が53.8%/民間意識調査  PDF

「インフル予防接種しない」が53.8%/民間意識調査

 医療情報サイトなどを運営するQLife(東京都世田谷区)が11月21日に発表した「世帯所得別のインフルエンザの予防ならびに治療行動に関するアンケート」によると、今シーズンにインフルエンザの予防接種を「しない」つもりと答えた人は53.8%で半数以上に上ることが分かった。

 調査は11月9日から11月10日まで、インターネット上で実施した。世帯ごとの所得が「401万−600万円」「601万−800万円」「801万−1000万円」「1001万円以上」の階級ごとに、それぞれ250人から回答を得た。

 今シーズンに予防接種をするか尋ねたところ、「しないつもり」が53.8%で、「既にした」11.4%と「するつもり」34.8%の合計をやや上回った。「しないつもり」と回答した人の割合を所得階級別に見ると、「401万−600万円」58.4%、「601万−800万円」54.8%、「801万−1000万円」52.4%、「1001万円以上」49.6%となり、世帯所得が低いほど予防接種をしない傾向が強かった。

●「値段高い」6割
 予防接種の値段については、「高い」と回答した人が60.2%に上った。「適正」は38.4%、「安い」は1.4%だった。所得階級別に「高い」と回答した人の割合を見ると、「401万−60万円」67.2%、「601万−800万円」63.2%、「801万−1000万円」59.2%、「1001万円以上」51.2%となり、こちらも所得による傾向が浮き彫りになった。(11/22MEDIFAXより)

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