【ワクチン】4種混合不活化ポリオ、希望価格は6500円から/厚労省が発表  PDF

【ワクチン】4種混合不活化ポリオ、希望価格は6500円から/厚労省が発表

 11月に定期接種に導入予定のジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオの4種混合ワクチン(DPT―IPV)のメーカー希望小売価格が判明した。阪大微生物病研究会の製造する「テトラビック皮下注シリンジ」が1シリンジ6600円、化学及血清療法研究所の製造する「クアトロバック皮下注シリンジ」が6500円。8月10日、厚生労働省がワクチン価格について、メーカーからの回答内容を発表した。

 厚労省は7月23日、単独の不活化ポリオワクチン(IPV)を製造するサノフィパスツールとDPT―IPVを製造する阪大微研、化血研に対し、ワクチン価格について特段の配慮を求める依頼文書を手渡している。

 厚労省健康局結核感染症課によると、DPT―IPVの希望小売価格は米国で約3800円。阪大微研と化血研が製造するDPT―IPVの希望小売価格について同課の担当者は「単純に比較することはできないが、海外製品と比べると高い印象はぬぐえない。引き続き価格設定に配慮していただくよう交渉していきたい」と述べた。

 単独IPVの価格について、サノフィパスツールからはまだ回答が来ていないという。厚労省は単独IPVの価格についても引き続き交渉していくとした。(8/13MEDIFAXより)

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