【レセ点検】レセ点検の徹底で１４６０億円削減／厚労省、民主部門会議に報告

　厚生労働省は８月８日、給付費適正化による効果（給付費ベース）を民主党厚生労働部門会議に示し、医療分野はレセプト点検の徹底で１４６０億円（２０１０年度査定額、再請求分は不明）を削減したことなどを報告した。

　医療分野の削減額はこのほか、後発医薬品の利用促進によって７００億円（１２年度見込み額）、保険医療機関に対する指導・監査の強化で４３億円（１０年度削減額）と報告した。介護分野は１０年度削減額として、レセプト点検（医療情報との突合、縦覧点検）で７億４０００万円、ケアプランの点検で１億円。生活保護分野では医療扶助のレセプト点検の徹底を通じて１４２億円（１０年度査定額、再請求分不明）、生活保護受給者に対する就労支援で９１億円（１０年度実績）を削減した。

　出席議員から介護分野の削減額（合計８億４０００万円）の相対的な低さを指摘する意見が出たため、詳細をあらためて報告することでまとまった。（８/９MEDIFAXより）