【専門医】「総合診療医」基本領域の専門医に/厚労省検討会中間まとめ案  PDF

【専門医】「総合診療医」基本領域の専門医に/厚労省検討会中間まとめ案

 新たな専門医制度の創設に向けて、厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」(座長=久史麿・日本医学会長)は8月3日、「総合医・総合診療医」を基本領域の専門医に加えることなどを盛り込んだ中間まとめ案をおおむね了承した。議論を踏まえ、厚労省は8月中にも中間まとめを固める。診療科偏在・地域偏在の解消に向けて前回の検討会で厚労省が道筋を示した「地域医療の安定的確保について」と「今後のスケジュール」の2つのたたき台は、十分な議論を行っていないことから、参考資料として添付することは見送った。

 9月からは、中間まとめで「継続議論」とされた論点を中心に▽第三者機関設立と新専門医制度開始のスケジュール▽専門医の診療科偏在・地域偏在と新専門医制度の関係─などについて、2012年度末の最終報告に向けて議論を詰めていく。新専門医制度に関連して、厚労省は中立的な第三者機関設立に向けた初期投資や総合医・総合診療医の養成に関して、2013年度予算概算要求を視野に入れている。

 今回の中間まとめ案では、「総合医」と「総合診療医」の名称について検討会として結論が得られていないことから「総合医・総合診療医」の併記とした。(8/6MEDIFAXより)

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