一般名処方、3割の医療機関が導入/薬経連調査  PDF

一般名処方、3割の医療機関が導入/薬経連調査

 保険薬局経営者連合会(薬経連)は7月1日、会員を対象に実施した「一般名処方」に関するアンケート調査の結果を発表した。一般名処方を導入した医療機関は全体の約3割で、その8割近くが開業医だった。

 調査は5月28日から3営業日の処方箋について一般名処方の状況を調べた。回答薬局数は53薬局。それによると、調査した薬局は合計799施設から処方箋を応需。そのうち、一般名で処方した医療機関は244施設で、全体の30.5%だった。内訳を見ると、開業医が77%と圧倒的に多く、病院は16.4%にとどまった。

 回答のあった薬局が受け付けた処方箋枚数は合計1万2504枚。このうち一般名処方が含まれている処方箋は3726枚で、全体の29.8%を占めた。一般名処方のうち、58.2%は後発医薬品で調剤されたものの、41.8%は先発医薬品で調剤されていた。

 一般名処方導入後の後発品割合も調べたところ、平均的な薬局では3月の28.30%が5月には32.80%に高まった。最も使用割合が低かった薬局では、3月の7.48%が5月には16.12%に上昇する一方、最も高かった薬局では61.50%から62.50%に上昇するにとどまった。(7/4MEDIFAXより)

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