助産師不足、なおも深刻/日産婦医会  PDF

助産師不足、なおも深刻/日産婦医会

 日本産婦人科医会の寺尾俊彦会長は3月14日の定例記者懇談会で、産科医療の崩壊は助産師不足が出発点となったと強調し「助産師を増やすように国に働き掛けてきたが、分娩取り扱い施設で働く助産師はなかなか増えない」と窮状を訴えた。日産婦医会は助産師養成所を有効に活用すべきだとしている。

 厚生労働省の「第七次看護職員需給見通しに関する検討会」が2010年12月に取りまとめた報告書によると、助産師充足率の全国推計は11年で94.4%(1800人不足)、15年で98.6%(500人不足)と見通している。これに対し、日産婦医会が05年12月に分娩施設を対象に実施した調査では、充足率は46.7%(病院61.3%、診療所35.6%)にすぎず、開きが出ている。(3/15MEDIFAXより)

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