【看護】看護職の夜勤・交代制勤務GL「実用化は無理」/四病協、反対で一致  PDF

【看護】看護職の夜勤・交代制勤務GL「実用化は無理」/四病協、反対で一致

 四病院団体協議会は2月22日、総合部会を開き、日本看護協会が策定中の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン(GL)」に対して「GLに基づく医療現場での運用は無理」との見解で一致し、GLの実用化に反対する方針を決めた。反対の根拠を明確にするため、4団体がそれぞれ会員病院に対する実態調査を行う。

 日看協はGLの中心をなす「夜勤・交代制勤務編成の基準案」で▽勤務の拘束時間は最大13時間以内▽勤務間隔を最低11時間以上─など11項目を3月末までにまとめる予定だ。四病協の当番団体である日本医療法人協会は、日看協のGLが多様な労働環境に対応するとの趣旨にもかかわらず、労働形態に一定の制限を加えようとしているとし、医療現場で受け入れるには無理があると説明した。実際、2交代勤務の看護師の勤務時間は国内では16時間が一般的。各病院団体の機能に応じたアンケート調査を行い、GLの実効性について検証していく。(2/23MEDIFAXより)

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