【レセ情報】レセプト情報などのデータ提供で報告書/厚労省・有識者会議  PDF

【レセ情報】レセプト情報などのデータ提供で報告書/厚労省・有識者会議

 厚生労働省保険局総務課保険システム高度化推進室は1月16日、レセプト情報や特定健診などの情報データを研究者や都道府県などの第三者へ提供する場合の条件や手続きについて「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」(座長=山本隆一・東京大大学院准教授)が取りまとめた報告書を公表した。

 第三者へのデータ提供は、2011年3月に策定されたガイドラインに基づき、11−12年度を試行期間として実施している。有識者会議の報告書は13年度以降の通常運用に向けて、試行期間中の現行体制を継続しながら、適時必要な見直しを行う必要があると提言。また、13年度から定期的にデータ提供が実施できるように有識者会議で審査を年2回程度実施することと併せ、個別審査のための専門分科会を設置すべきとの考えも示した。提供の準備を進めているサンプリングデータセットについても、オンサイトセンターでの利活用を検討するよう提言した。

 厚労省は報告書を踏まえ、ガイドラインの改訂作業を13年度に開催する有識者会議で行う考え。14年度末をめどに、通常運用の体制や方針について検証した上で見直しを検討する方針だ。(1/18MEDIFAXより)

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