妊娠28週以降の届け出が約1万人/厚労省調査

妊娠28週以降の届け出が約1万人/厚労省調査

 厚生労働省は7月9日、2007年度の妊娠届け出状況に関する調査結果をまとめた。それによると、妊娠28週以降に母子手帳の交付を受けた人は全体の0.9%に当たる9717人だった。母子家庭や外国人の妊婦の届け出が遅れている状況も明らかになった。

 調査では、妊娠28週以降に届け出た妊婦を「出産まで」と「出産後」に分類した上で、把握している妊婦の状況を分析した。その結果「出産まで」で最多(「その他」43.0%を除く) だったのは「母子家庭」で19.7%。「経済的理由」15.4%、「外国人」14.0%などが続いた。「出産後」で最多(同46.6%を除く) は「外国人」20.9%で、「母子家庭」17.4%、「経済的理由」14.4%などの順だった。

 厚労省は妊娠11週以前での届け出率100%を目標に早期届け出を推奨していることを踏まえ、同日付で都道府県などの母子保健主管部局長あてに早期届け出の推進や届け出が遅れた妊婦に対する適切な対応を呼びかける雇用均等・児童家庭局母子保健課長名の通知を出した。(7/10MEDIFAXより)

ページの先頭へ