自民税調、前倒し議論スタート/消費増税が焦点

自民税調、前倒し議論スタート/消費増税が焦点

 自民党の税制調査会は7月1日、総会を開き、2009年度の税制改正論議をスタートした。総会は例年、秋から議論をスタートするが、消費税や道路特定財源の一般財源化など、税制の抜本改革の実現に向けて前倒しして実施した。総会では、増え続ける社会保障費を消費税増税で賄うべきとの意見が寄せられた一方、財政均衡論だけで消費税増税を語るべきではないとの見方も示された。

 基礎年金の国庫負担の引き上げや、少子高齢化を背景に医療費が増加傾向を示していることから、現在、消費税増税を含む財源確保の必要性が指摘されている。ただ、次期総選挙などを控え、与党内でも消費税増税を声高に言い出せない空気もある。(7/2MEDIFAXより)

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