「慢性期医療協会」会員対象を拡大/療養病床協会が名称変更
日本療養病床協会は7月2日付で名称を「日本慢性期医療協会」に変更した。武久洋三会長(博愛記念病院理事長) は、全国研究会開催中の福岡市内でメディファクスの取材に応じ、新名称について「急性期病院の在院日数が短縮する中、亜急性期と回復期を含めた慢性期医療が果たすべき役割は大きい。亜急性期以降はわれわれの役割と判断した」と名称変更の理由を説明した。今後は療養病床を持つ病院に限らず、慢性期医療を行う一般病院や診療所からも会員を受け入れる考えを示した。名称は「療養病床」が制度上存続する間は「日本療養病床協会」と併記する方針だ。
同協会は1992年に「介護力強化病院連絡協議会」として設立以来、「介護療養型医療施設連絡協議会」「日本療養病床協会」と名称を変更してきた。武久会長は「国が決めた名称に合わせるのはおかしい。開設当初からの慢性期医療の充実という目標に立ち返った」と述べた。(7/7MEDIFAXより)