京都府保険医協会とは/理事長挨拶

このたび、京都府保険医協会の理事長を拝命いたしました。伝統ある京都府保険医協会の理事長という重責を仰せつかり、身の引き締まる思いです。長年にわたり地域医療を支えてこられた諸先輩方のご尽力に深く敬意を表するとともに、その志を継承し、協会のさらなる発展に尽力してまいります。

近年、医療を取り巻く環境はますます厳しさを増しており、診療報酬の見直し、地域医療構想の推進、医師の働き方改革など、現場では多くの課題に直面しています。こうした状況の中、私たちは協会規約にもあるとおり国民の医療を守ること、保険医の権利の擁護の両面から活動を続けてまいりました。

私たち保険医の声を広く社会に届け、より良い医療制度の構築を目指すことこそが、本協会に課せられた重要な使命であると考えております。

今後の会務運営にあたっては、これまで本協会が積み重ねてきた議論の到達点を大切にし、「福祉国家と基本法研究会」が定めた医療保障の五原則(1.公的責任の原則、2.経済的負担による受診抑制の禁止、3.医療の不断性の原則、4.地域間の平等の原則、5.非営利性の原則)を拠り所に議論を進めてまいります。

微力ではございますが、誠心誠意、職責を全うする覚悟です。会員の皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年6月 京都府保険医協会 理事長 内田亮彦(うちだ・あきひこ)

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