金刀比羅神社と木島神社・猿田彦神社 写真・文 齊藤治人(北丹)  PDF

 金刀比羅神社【ルビ/ことひらじんじゃ】(写真右)は京都府京丹後市峰山町にある神社、府社。文化8(1811)年峯山藩7代目藩主であった京極高備の命により創建された。当時の社殿は、昭和2(1927)年3月7日に丹後半島を襲った北丹後地震により、全壊し失われた。現在の社殿は昭和8(1933)年に再建された。
 家内安全、商売繁昌、交通安全、開運厄除、大漁満足、海上安全、学業成就、夫婦和合、病気平癒、安産などの神徳を有し、丹後一円から信仰を集め、地元では親しみを込めて「丹後のこんぴらさん」と呼ばれる。
 2017年4月、文化庁により、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリー「日本遺産」の「丹後ちりめん回廊」を構成する文化財のひとつに認定された。
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 階段を登って境内の奥に進んで行くと、木島神社・猿田彦神社がある。木島神社は養蚕の神。養蚕・ちりめん生産の盛んな峰山の地ではネズミから蚕を守る猫が大切にされ、木島神社には全国的にも珍しい「狛猫」(写真左)がある。怖い顔はネズミ除けに効果ありや!
 この狛猫は、東近江発祥の豪商であり現在も京都室町で繊維商社を構える外村家一族、岩滝のちりめん問屋、山家屋の小室利七らによって天保3(1832)年に献納されたもの。

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