宇治久世医師会と懇談 1月13日 うじ安心館ホール 行政は危機感持ったコロナ対策を  PDF

 協会は、宇治久世医師会との懇談を宇治久世医師会会場と協会会議室をウェブで繋ぎ1月13日に開催。地区からは4人、協会から6人が出席した。懇談会は石原由理理事の司会で進行し、堀内房成副会長の開会あいさつ、続いて茨木副理事長のあいさつの後、①新型コロナウイルス感染拡大による診療報酬上の臨時的取扱い②新型コロナウイルス感染拡大で見直しが迫られる医療政策③各部会からの情報提供を行った。
 意見交換では、地区から「京都府が指定した『診療・検査医療機関』のリストを京都府が相談センターと共有しているのか疑問」との意見が出され「患者に聞いてみるとPCR検査をどこでも断られてやってきた」「発熱して心配になり友達に相談すると、この医療機関に行けばPCR検査をしてもらえるとの口コミで聞いて来院する患者が圧倒的に増加している」との現状について発言があった。また「まだまだ自院ではPCR検査ができるキャパシティがあるのに、他で検査を受けられない患者が出るのはおかしく、本当にこんな仕組みでいいのかと思っている」と疑問の声も聞かれた。協会からは「相談センターは京都府が指定した『診療・検査医療機関』のリストを共有していないので、どこの医療機関が診療・検査医療機関なのかわかっていない。まずは、京都府が持っている『診療・検査医療機関』のリストを相談センターと共有し、相談センターが直接診療・検査医療機関を紹介し、患者が医療機関に受診できるようにすべき。そして、検査しない医療機関と検査する医療機関とでも情報が共有できる体制とするよう要望している」と述べた。
 さらに地区から「京都府民は、これまでの行政のコロナ対策に不満もあり、あまり良い感情を持っていないと思う。我々としては、京都府民が安心してこの地域で生きていくため、協会が京都府民の力となって頑張っていただきたいと思っている」との意見が出され、協会は「京都府のコロナ対策会議が開かれたが、緊急事態宣言前にあってもあまりにも危機感がない内容であった。先生方のご意見・要望をしっかりと受け止め届けていきたいと思う。京都府に要請する要望書に地区医師会の名前が入ることで力がいただけるので賛同もよろしくお願いしたい」とした。
 最後に田村晃浩副会長があいさつし、懇談会を終了した。

ページの先頭へ