宝ヶ池から観る比叡山 絵・文 安井 仁(山科)  PDF

油彩 カンバスM12 2020年5月作

 比叡山を背景に、宝ヶ池が静かに佇んでいる。その間には、「国立京都国際会議場」が威容を見せている。その鮮やかな緑と、引き締まった白のコントラストに魅せられて、思わず絵筆をとった。比叡山の後ろには、白い満月が薄暮早くにも、昇り始めている。
 宝ヶ池の周回は全長1500mの遊歩道となっており、散策する人や長距離走でタイムを競う人たちで賑わっている。周回道路のさらに外に位置する、高台の小径から眺めた風景である。
 昨年のゴールデンウイークの期間中、自宅から片道徒歩40分の宝ヶ池を合計5回訪れ、絵を描いた。お陰で、コロナ太りにはならず、コロナ痩せとなり、健康的な休日を過ごせた。
 2021年春においては、COVID-19が漸次収束して、今までにあった日常が戻ることを祈念いたします。

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