公平なマスク配布は行政の課題 歯科協会と連名で府に要請  PDF

 協会は京都府歯科保険医協会と連名で「医療機関へのマスク等供給に関する緊急要望書」を提出した。京都府歯科保険医協会の福田事務局長とともに要請。府側は京都府健康福祉部健康福祉総務課参事の福井敏行氏、同課長補佐兼係長の犬石剛史氏が対応した。
 要望書は、①特定の団体にのみ依拠した供給方法だけではなく、すべての医療機関に行き渡るように、奈良県と同様な受付窓口を設置すること②受付窓口の設置が困難な場合、兵庫県と同様に、協会に非会員への配布を要請し、マスクを供給すること―を求めた。
 府側は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、まずは感染症指定医療機関や帰国者・接触者外来などに優先的に資材配布を行っている。さらに、加入団体の有無にかかわらず医療資材を行き渡らせるために、府医師会、府歯科医師会にご協力いただいており、今後も広く行き渡るよう対応していきたい。その方法が問われているものと認識しているとコメントした。
 事実上、府医師会、府歯科医師会の会員にしかマスクが行き渡っていない実状は課題であるとの認識は共有されたものといえ、今後の対応が注目される。協会は府の要請があれば非会員へのマスク配布に協力する準備があると伝えた。
 協会の府へのマスク供給を求める要請は、3月18日に続いて3回目となる。

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