★私の小旅行 奈良の鹿と戯れて 伝(つとう) 俊秋(左京)  PDF

 日常の診療に追われる日々、ゆっくりと旅行に行く機会はありませんが、過日、仕事は後回しにして、奈良に遊びに行きました。小学校の遠足以来です。大仏様は笑顔で暖かく迎えてくださっているようで、幸福感でいっぱいになりました。お久しぶりです。なのに、お賽銭は100円。ごめんなさい。もっとすべきでした。
 今回の最大の思い出、それはいっぱいいる鹿です。まずは鹿せんべいを150円で買いました。その時です。私の手元に突然大きな物体、鹿の顔でした。早くくれ、ハイハイわかりました。1枚ずつ食べさせていましたが、ちょっと待って、おいしいの? 材料は米ぬかと小麦ですが、試食すると悪くはないなぁ、カロリーを気にする人のおやつに持ってこいだなぁなんて考えていましたところ、今度は鹿のジト目。たくさんの鹿にこづかれ、服は鹿のヨダレでベトベト。何してくれるの、もう。絶対によい服は着ていかないことです。
 せんべいを鞄に隠すと、なんと鞄に顔を突っ込んできます。彼らは慣れているのです。そのうち、ふと疑問が浮かびました。鹿はどこで寝ているの? 嵐の日は雨風をどうして凌いでいるの? 犬小屋はあっても鹿小屋は聞いたことがない。
 …帰宅後、ネット検索をしました。「奈良の鹿」でへえっという回答がいろいろ出てきます。ぜひご覧下さい。鹿が鹿せんべい屋さんを襲わない理由も載っています。そして、「広島宮島の鹿」もご覧下さい。全く違います。せんべいは禁止です。これも驚きです。
 なお、車道をどこでも悠々と渡る鹿が優先でして、循環バス(100円)は徐行、停止します。鹿様のお通りだ、シカと見ました。

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