思い思いに陶作いそしむ  PDF

 協会は陶芸教室を9月29日に京都市内にて開催した。参加者は33人。秋晴れの中、参加者それぞれが、土から器へと制作に没頭した。教室後は会場に隣接するレストランにて食事を行い、楽しいひとときを過ごした。以下、参加記を掲載する。

楽しかった陶芸教室
木村 茂(船井)

 元来、美術系にあまり興味がなかったのは、子どもの頃のあまりにもヘタな絵をみんなに笑われてからだと思っています。今回、保険医協会の陶芸教室に参加してみようと思ったのは、いま私はダイエット中で毎日、野菜サラダを食べていますが、その器は市販のもので特徴がなく、「自分の器があったらいいのになぁ」と思ったからでした。もちろん、いい器を作れるとは全く思っていませんが、教えてくれる方に頼ればなんとかなるだろうと考え、妻も誘って参加することにしました。
 当日は天気のいい日で自宅から車で早めに出発したところ、早く着きすぎてしまいました。会場のエクシブ京都八瀬離宮はゴージャスな造りでなんとなくうきうきする感じで、教室に案内してもらうとまだ準備中でしたが、快く中に入れてもらい待っていたところ、協会の担当の方からこの原稿の依頼をされました。なんとなく気持ちよくなっていたのでOKしてしまったのでした。開催時刻には多くの参加者が集まり、知らない者同士が顔を合わせて、テーブル席に着きました。
 教室のはじめに説明があり、この陶芸教室には多くの申込みがあり午前午後の2回に分けて開催され、今日作ったものは自分の指定した色の陶器に仕上げて12月中には配送されるとのことでした。正月には自分で作った器で食事ができるでしょうとのことで楽しみにして下さいと。まず、何を作るかを決めて下さいとのことで、用意されている濡れた布に包まれた土は皆さん同量で、それを小分けして作るか、一つだけ作るかです。もちろん、私は野菜サラダを入れる大きな皿に決めていました。私の皿の作り方は意外と簡単で土をできるだけ球形にしてからテーブルに敷いた布の上に置き、それを叩いて円形に扁平にし、あとは厚さを一定にするために同じ厚さの板2枚を土の両端に置き、すりこぎ棒でそばを打つように引き延ばす。そして円形にした土の縁を少しずつ立てていくというものでした。簡単と言いましたが、私の皿の形はいびつになったのは言うまでもありません。同じテーブルの人の話や陶芸の先生の話を参考にして、なんとなく皿らしきものになりました(これを「たたら皿」と言うらしい)。自分としては上出来と思います。同じテーブルの人と写真を取り合ったりしてましたが、私はすることが一つであったため早く終わってしまい、他の参加者のを見ると「やはり違うなぁ」と思います。妻も少し手の込んだ皿を作っていましたが、私の力はこんなもんとあきらめ、ビュッフェ形式の昼食に行きました。
 案内されたレストランは迷路のようなところを通っていき、予約されたテーブルに思い思いに座って食事をしました。食事は豪華なものでおいしくいただき、「また帰ったらダイエットやなぁ」と思いつつ、たくさん食べてしまいました。
 予定の時間より早く食事を済ませ、帰路につきました。ちなみに私のダイエットの効果ですが、昨年9月から始めて約10㎏減量できました。リバウンドしないようにカロリーの多寡ではなく、できるだけインスリンを出させないような食事法を続けていこうと考えています。このたびは楽しい陶芸教室ありがとうございました。

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