新年度にあたって 保険部会 副理事長 福山 正紀  PDF

保険診療の疑問は保険医協会へお問い合わせを

 今般、保険部会担当副理事長を拝命するまでは、我が保険部会の業務の中心を、2年ごとの診療報酬改定への対応と、保険請求上の個々の相談の2点にあるものと考えていたことを敢えて吐露しておきたい。確かに、これらの内容はまさしく会員と直接の接点を持つ大きな柱ではあり、例えば後者の保険請求相談に関して言えば電話に依るものを中心に、月当たり平均400件という数のニーズに対応している。
 しかしながら、保険部会初担当の不肖副理事長が日々多くの報告を怒涛のように受け取り改めて確認したことをここで列挙すると、タイムリーな保険診療情報発信のための「グリーンペーパー」の発行、各専門医会との共催で年に数度開催される「診療内容向上会」、保険診療に役立つ情報を中心に年2回開催の「社会保険研究会」、開業前もしくは開業直後を対象の「保険講習会A」、開業1年前後対象の「B」、在宅医療を始められる医療機関対象の「C」、医療安全・労災・自賠責に関する「D」等々の開催、さらには、審査・指導・監査・適時調査等、病院・診療所への個別相談にも対応しており、まさに診療と健康保険が関係する極めて多種の業務が含まれている。
 そして、今まさに次回診療報酬改定に向けた大きな動きのある中で、厚労省・自治体等への陳情等の働きかけとともに、最新の情報を会員へすみやかに発信するよう努力している。
 会員諸氏におかれましては、日々の診療の中で、どうか協会の活動を一層ご理解の上、身近にご利用いただければ幸甚である。

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