職員の雇用や良好な関係を築くポイントとは 社労士と先輩開業医から留意点を解説 新規開業予定者のための講習会  PDF

 協会は、新規開業を考えている勤務医を対象に「新規開業予定者のための講習会」を5月12日に開催した。共催は有限会社アミス。講習会では、ひろせ税理士法人特定社会保険労務士の河原義徳氏が「初めが肝心!スタッフ雇用の留意点」を、閑啓太郎クリニック院長の閑啓太郎氏(京都北)が開業時の経験を話した。

 河原氏は、スタッフの採用は「医師自身がやるべきこととスタッフがやるべきことをしっかりと棲み分けした上で、どれだけの人員が必要なのかを考えること。その上で、採用人数は多めにすることで、特定の個人に頼らなくて良い体制作りができる」とし、求人募集の際には「勤務時間はしっかりと決めて募集をかけること。時間給制は短かめに、月給制は長めに設定することがポイント」とアドバイスした。面接では「夜診、土曜勤務、身だしなみ等、自院の考え方を面接の段階でしっかりと相手に伝えておくこと。採用後の後出しはトラブルのもとになる」と注意を促した。その他にも、医師とスタッフでは優先事項が違うことや、経験者採用のメリット・デメリットを紹介した。
 次に、先輩開業医からのアドバイスとして、閑氏は「開業地は開業前の勤務先病院の近隣の方が患者も来てくれるのではないか。勤務先から離れた場所で開業したが、開業時はなかなか患者が来ず、開業から3年でようやく軌道に乗ってきた」と開業地選びの重要さを述べた。医院の広告では「市バスやリビングなども利用したが、一番宣伝効果があるのは患者からの口コミ」と語った。またスタッフとの関係性にもふれ、「クリニックの雰囲気づくりが重要。良い雰囲気をつくるためには、雑談も含めてスタッフとのコミュニケーションをとること」とアドバイスした。
 最後に、地区医師会への入会と協会共済制度について説明した後、参加者からの質問等に対応し、講習会を終了した。参加者からは「非常に参考になった。開業された先生の経験談を聞けたこともよかった」等の感想を得た。

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